G友に借りた本で最近はこれを繰り返し読んでる。
単なる方法論かなぁって、読み始めたけど、なかなかどうして脳の仕組みから詳しく書かれていて、読み応えある。
ネタバレになるけど、本能を満足させないと眠りは訪れないとか。
その本能の基本的なものは三つあって、群居本能、摂食本能、性本能、つまり
「群れる・食べる・エッチする」だそうだ。
(本にはエッチするとは書かれてません😅)
食と性は理解出来る、ただ"群れる"ことが人間の高度な精神をコントロールする基本本能の一つであるとは新鮮な発見。
この本に一人の女性のエピソードが紹介されている。主人は一流企業にお勤め、子供達も優秀な大学に通っていて、経済的にも家庭的にも恵まれている。
しかし、この女性の悩みは夜眠れない事。
中年女性の不眠なんて珍しい事ではない、でも色々と原因を探しても思い当たる事が無い。
彼女は著者である医師に話した、
「先生、私パートに出たいんです。でも主人が理解してくれないのです。」
金銭的に何も不自由ないのに、なんでパートに？って思ったが、睡眠薬を処方する前に物は試しでパート勤めを勧めたそうだ。
結果は⁈
そう、それ以来熟睡出来る様になったとか。
家族を送り出して日中マンションで感じる孤独感、哀れにも感じる自分の姿。
つまり、彼女の群居本能の不満足が不眠の原因だったと書かれている。
人間は弱い動物、強力なキバやツメもないし、早く走れる足もない。
弱ければ群がる以外に安全はない。
だから、大家族制度が自然に作られたそうだ。
今の時代、核家族化が進みそして生涯独身の人も珍しくない。
だからと言って、孤独がいい一人ぼっちがいい、なんて本気で思えてるかは疑問。
お一人様大好きで、好き勝手に生きてる様な俺だって、絶えず誰かと繋がっていたいと正直思う。
繋がり方も色々、夫婦やら飲み遊び友達との交わり、ネットだけの付き合いとか。
"群れたい"って本能が有るから、これは止められないし止めてはいけない事なんですね。
群れ群れは、やがてムラムラに(笑)
