おおたくでぷるあっぷ

既婚でゲイのクソ野郎、男好きな人にだけ読んでほしい

ゲイであるのはすべてではない

先日久しぶりにゲイバーで褌飲みしてきた。

昨年末まで土日の夜に仕事していたので、日曜日にそこで飲むのは2年振りくらい。 
コロナ禍以前の日曜日褌イベントデーと言えば、開店と同時に席が埋まってしまい、立ち飲み客もいっぱいで、それはそれは密着し放題、隅の方で何かが行われていても埋もれて見えない、そんな感じだったな。

しかしこの状況、この店も平日は完全休業で日曜日だけ時短で先週からお店を再開させた。
止まり木も間引きして人数制限、検温に加湿器稼働させて会話中はマスク着用と、その店に来る前にラーメン食べた日高屋よりも、よほど対策してたと思う。
お客さんは12人くらい、常連さんばかりで半分くらいは顔馴染みでした。
一人若目のメガネの子が可愛かったなぁ~
でもそんなムラムラした気持ちにはならなかった。

最近欲情しないんだよね〜

褌飲みすればモッコリや裸体は気になるし、昔は少し足が触れただけでもドキドキしたものよ。
でも、すっかり慣れてしまったのか新鮮味が薄れたのか、もちろん褌飲みは楽しいけど普通の居酒屋で飲む感覚でね、モッコリ触られ乳首弄られて飲む非日常の世界に、
「これこそゲイの醍醐味だ〜!」
みたいに興奮してたのは遠い昔。

Twitterもゲイアカウントで始め、そこでは自分の裸体を晒してた事もあったよ(現在アカウントは自主凍結中)。
ゲイとしての自分を知って欲しい、ゲイとしての自分を認めて欲しいと懸命に活動してたよね。

仕事上では昇進とか無縁のしがないサラリーマンだし、家庭では妻にも子にも空気の様に扱われ、ゴミ出し当番と毎月給料を振り込まれる人、みたいな存在。
自分自身が自分としての存在感を意識出来るのは、ゲイとしての己だけだった。

でも当たり前だけど、俺がゲイである事なんて俺の全てではなくて、ある一面だけの事よ。
社会人であり家庭人であり地域の一員であり、そこに俺が男好きである事なんて何も関係ない話だと。

開店と同時に入店して3時間ほど経過し、さぁこれからハッスルタイムか⁈って頃に俺は店を後にした。

うん、こんな飲み方もいいんじゃないかな。