学生の頃って言っても高校までだけど、
文化祭や学園祭みたいなものが大嫌いだった。
まだ中学校は先生主導で、
こんなものやりましょう的なクラス発表とかやっていたのでまだ耐えられた。
しかし高校だと完全に生徒主導、
皆んなの意見を出し合ってまとめて作り上げていく、
そんな一番の青春の醍醐味を、
面倒で嫌で仕方なかった。
高校3年生の時なんて、
文化祭当日に駿台模試を受けに行って、
俺なりの自己弁護的な理由を作り、
その青春の大切な一日を闇に葬ったくらい。
それからうん十年、
飲み会大好き、
褌イベント大好き、
積極的に声掛けて人を集めて企画する様になってる(笑)
まぁこれはG活動を封印していた期間に、
禁酒していた反動もあると思うんだけど。
ラジオで文化祭の思い出みたいなリスナー投稿の特集やっていて、
色々なエピソードが紹介されていて、
決まって流れるバッググランドが
友情と恋愛なんだよね。
いいなぁと思ってた男の子あるいは女の子と、
文化祭の企画を通してぐっと近づけたとか、
意外な相手の一面を発見出来てときめいたとか。
青春の1ページを今でも大切にしてる人多いんだなぁって。
それを聞きながら、
俺が文化祭を嫌いだったのは、
男好きを自覚してた俺が、
そんなエピソードを女の子と作ってしまいそうな環境にいる事に耐えられない、
あまりにも自意識過剰な自分だったせいではないかと。
当時「俺に彼女を作ろうプロジェクト」が俺の部活の仲間で進んでいて、
同じ部の女の子と何とか付き合わせようみたいな動きがあったの。
その相手に選ばれた女の子もまんざらでは無い様子で、
俺にじわじわ迫ってきてた。
俺はその子がどうのこうのではなく、
女の子と付き合うなんて考えられなかったが、
断るにも正当な理由なんて考えつかず、
相手の気持ちに応えたいって思う俺の性格だから、
その子ともズルズルとお付き合いの真似事みたいなのを始めてしまってた。
文化祭は一緒に楽しもうね💕
とか
後夜祭は盛り上がろうね❣️
みたいに言われると文化祭が来るのが憂鬱の何物でもなくなってしまってたのね。
そんな時どうしたらいいかと考えて出した結論が、
文化祭から逃げる!って事だった。
もったいない事したよなぁって
ラジオを聴きながら当時を振り返っていた。
もし俺がそんな文化祭に飛び込んでたら、
今でも味わえる甘酸っぱい素敵な思い出残ってたのかなぁ
つまらん自意識と隠しきれない自己顕示欲。
これは今でも俺の障害になってるわん😭