ラジオのいつも聴いてる番組でラブソング特集していた。
あるリスナーの投稿で「恋」と「愛」の違いを、
「心」の位置で説明していた。
恋には下に、
愛には真ん中に、
下心あるのが恋で、
真心があるのか愛というわけだ。
よく語られてる事かもしれないが、
今更ながら納得するよね。
恋とは明らかに特定の存在がある。
愛とはその対象が親であったり子であったりまた友人であったり・・・
周りの人を全て愛で接する事が出来れば、
どれほど素晴らしいだろうと思うのだけれど。
このブログの過去記事にも書いてあるが、
俺の両親は互いに家庭がありながら、
駆け落ち当然で二人一緒になった。
それを聞いたのは俺が19の時、
それも親から直接ではなく姉から。
母が他界した後に、
母が置き去りにした前の家庭の3兄弟の長男の方と面会する機会があってね、
母の面影にあるお兄さんは、
母が突然姿を消した日を今でも鮮明に覚えていた。
お兄さんは当時小学校の高学年だったろうか、
三番目の弟さんは幼稚園、
末っ子の弟さんは母親がいなくなった事に衝撃を受け、
ずっと泣いていたとか。
どうやって弟を泣きやめさせる事が出来るか、
必死だったと話してくれた。
父親もそう、
子供を置いて家を出たわけだから、
残された子供達の衝撃は簡単に想像できる。
二人ともそんな激しい恋に飲み込まれたわけだ。
そんな話しを聞きながら、
両親がそこまで、
命を削るような恋をした事に、
ちょっと羨ましさも感じてしまった俺だった。
また、全てを失っても恋をまっとうする為に突き進んでしまった父親と母親の血を俺が受け継いでいる事に、
自分の中に恐ろしさも感じてしまう。
男性が好きな俺だから、
友情から恋心に変わる事も容易にあるわけで、
その度にえらく傷ついてしまった事もあった。
「いつまでも恋するって素敵よね♡」
なんて、
酔った勢いでしか語れないのが悲しいわ。