蔵前その2

この「蔵前」、

今では"東京のブルックリン"と呼ばれているらしい。

ブルックリン地区がどこにあるのか、行った事も何も知らなくても、その響きだけで、何かお洒落なアーバンな感じを連想させる。

俺が蔵前に行ってたのは決まって土曜日の深夜、そこで彼の家で一晩共にする為だ。

当時の蔵前の印象は、

無機質

人の気配が無い

問屋街で飲食店も少ないエリアだったし、ましてや土曜日の深夜なんて全く人通りが無かった。

地下鉄の駅を出て彼のマンションに行く途中、酒屋の自動販売機で500mlのビールを二缶買うのが決まり。

彼の部屋番は901、

マンションオートロックのテンキーを押すと、彼の返事と共に入り口のドアが開放される。

角部屋の彼の家。

解錠されてるドアを勝手に開けて入る俺だった。

彼に一番惹かれたのは、俺のミルクを決まって口の中で受け止めてくれた事。

信頼されてると思ったのと同時に、他で遊んじゃいけないと自分への戒めにもなった。

俺は彼のを口で受け止める事はしなかったし、しようとも思わなかった。

でも今では本当に信頼出来る人で有れば受け止めたいと思う心境、

実際1人しかしてないけど。

しばらくは、やりまくりだったなぁ

一晩に7回って事もあった。

若かったとは言え、人間の性欲って枯れる事は無いんだと実感した。

泊まりの旅行行ったり、リバプーに泳ぎに行ったり色々と遊んだ。

今では良い思い出になってる。

東京のブルックリン、

久しぶりに行ってみようか。

そしてよく彼と行った浅草橋のステーキ屋さんで食事でもして来るかな。

蔵前その1

アド街で「蔵前」が特集されてた。

この街は思い出深い街、
俺が生涯で唯一"お付き合い"した人が住んでた街だからだ。
彼との出会いは30年前、秋葉原のビデオボックスだった。
G専門の個人店で入店すると個室に通され、ビデオタイトルが並んだメニューを渡され、
その中から3本選んで個室で鑑賞するシステム。
30分3000円だったと思う。
市販のビデオを勝手に営利目的に上映してる訳だから、たまに海外だけのビデオなんて事もあった。
そこはビデオ鑑賞の他に、マッサージメニューもあって何度か通ううちに顔馴染みになり、あの人にしてもらいたいなぁと指名したのがスタッフの彼だった。
　
俺はパンイチ彼はラガーパンツにシロT、
パウダーつけて全身をマッサージするスタイル。
マッサージされながら当たり障りの無い会話をする。
当然最後はリフレッシュって感じになると思ったけど、結構会話が弾んでそんな雰囲気でもなかったんだよね。
そうしたら彼から意外な一言が、

「続きはウチでやらない？お店もうすぐ閉めるから外で待ってて！」

こんな事はもちろん初めて、
1人で秋葉原の昭和通り沿いの歩道に佇む俺、
このまま帰ってもいいんだし・・
そんな期待と不安がごちゃ混ぜになりながら悶々としてたら、
彼がお店の階段から降りてきた。

「本当に居たんだね！」

タクシーに2人で乗り込む。
そして着いた彼のマンション。
その時は分からなかった、
そこが「蔵前」だったことは。

無題

先週ちょっとした用事で訪問した場所。
時間が空いたので周辺を散歩した様子を備忘録として載せとく。

降りた駅は下今市駅。
SLも休日に合わせ運行してるし、駅舎も駅員の制服も、大正か昭和初期みたいな雰囲気が醸し出されてた。
ぶらっと沿道を散歩。


道の駅があって寄ってみたり、神社への参拝は喪中だから鳥居をくぐらず見学だけ。
杉並木の街道は初めて通った中学生の時は圧倒されたが、
こんな細かったっけ？って感じてしまう。
この杉並木に沿って公園が整備されてて、中を散策したが誰一人遭遇する事無く静かな公園だった。
一駅歩いて、蕎麦屋の縁側でランチ。
汗ばんだ身体には心地よい空気だった。


ただぶらっと歩くのも良いものだね。

バックヤードを見るのは楽し

仕事柄毎日沢山の会社を訪問するが、受付で対応されるというよりも、バックヤードに侵入(？)して作業するのがほとんど。

年末に訪問した会社は最近上場したらしく、白い壁にはデカデカと

「結論が出ない会議は、ただのおしゃべりだ❗️」の一文。

社員の活気が満ちていたなぁ。

きょう訪問したのは最近リニューアルしたホテル。

ホテルのバックヤードってほんと分かりづらい。

所定の部署の事務所に行くのに迷いに迷う。

だけれどすれ違うホテルスタッフが、皆んな俺に挨拶してくれるんだよね。

昼時だったから別の部署の最近結婚したお気に入りの子ともすれ違い、

「いつもありがとうございます😊」

なんて声掛けられたりして、

迷子もいいもんだって思った。

皆んな忙しそうに歩き回ってるんだけど、穏やかないい顔してるんだよね。

あぁ、やっぱりいいホテルなんだろうな~て感じた。

いつか客として滞在してみたい。

家族を想う時

動画配信サービスのU-NEXTの無料トライアルを申し込むと、映画1本のチケット貰える。
それでこの映画観てきた。

感動するとか、楽しいとかの内容では全くない。
主人公の父親とその家族の様子を淡々と追っていくストーリー。
その主人公の仕事が宅配ドライバーであり、奥さんの仕事が訪問介護士。
両方の仕事も社会的には絶対必要だけど、
誰でも出来る、代わりはいくらでも居ると思われてる職業(実際はそんな事は決して無い)、
そして驚くくらいの薄給。
俺はこれら二つの職業をWワークとしてやってるが、合わせても俺の年代の平均給与にはとても及ばないのが現実。

話しを映画に戻す。　
俺みたいな社会の下級層の人たち、
お金が有りさえすれば今の環境を変えられる、
家族が幸せに暮らせる、
家族を想いながら懸命に仕事しても、
次々と起こる運命のエピソードの残酷さに、
映画と言えど身につまされて観ているのが辛くなった。
心がヒリヒリした。
暴漢に襲われ、とても仕事に行ける状態では無くなった主人公を、必死に止めようとする家族が居る事が彼のせめてもの救いか。

こんな現実しかなくても今日を生きてく、
彼らも、
そして俺も。

正直になる

このブログを自分閲覧用にしてから、

「あれ？ブログ辞めちゃったの⁈」

って聞かれたのは数人居たかな。

数人居るだけでも嬉しい事なんだろうけどね。

自分がなりたい様な自分の姿でいたい・・・

これがブログなりtwitterで投稿する際に絶えず根底にあったと思う。

ちょっとオシャレなお店で飲んでます！

とか、

こんな事しちゃってます！

とか、

それが張りぼての自分でも、

当たり障りの無い評価に、

すぐ消えちゃう満足を楽しんでた自分。

悲しいよね、惨めだよね。

取り繕う事に疲れたのがブログやtwitterで文字起こせない原因かとは思う。

いい人で無くてもいいじゃん

良い父親で無くてもいいじゃん

皆んなに好意持たれなくてもいいじゃん

いつも前向きで無くてもいいじゃん

自分が正直になって、他人に不快な思いさせてもいいじゃん

自分に正直にならないと誰が本当の俺を認めてくれるのよ。

ブログ記事のカテゴリー分けも中途半端のまま。

それもそれでいいやねσ^_^;

ひっそりとブログ再公開する。

読んで気が滅入る様で有れば、

読まないでね。

あなたの時間をゴミ箱に捨てたくないから。

熟年結婚

先日に地元の自治会の飲み会があった。

そこで報告されたのが、60歳になる出席した男性の一人の結婚。

彼とは役員会や飲み会で月に1か2度顔合わす程度。

新築豪邸に住んでるから、当然結婚されてると思ってたくらい、彼のプライバシーは全く知らなかった。

なので結婚の知らせを聞いて、ホント驚いた！

お相手さんは、再婚で孫あり50代、

彼は初婚。

この歳になるまで結婚願望あった事に驚いた。

これからの人生を色々と考えて出した結論なんだろうね。

お二人の幸せを願うばかりです(^^)