おおたくでぷるあっぷ

既婚でゲイのクソ野郎、男好きな人にだけ読んでほしい

妻が泣いた日

親父が泣いた日
は、さだまさしの唄だったかしらん。

自他共に認める「家庭内自立」している我が夫婦。
お互い依存している雰囲気はまるでなく、最近新規でスマホを購入した(らしい)妻の番号も、俺は知らされていない。

こんな夫婦でも、子はかすがい時代には共に出かけていたりもしたのよ。
子の幼稚園の親子遠足の日、俺たち夫婦を見つけた副園長先生は、頬張っていたオニギリのご飯粒を、口から飛ばしながら駆け寄ってきた。

「○○くんの話なんだけど(長男の名)、最近こんなことがあってね」

と話された中身はこんな感じ、
Aくんは自閉症の子で同じ組だったのだけれど、さりげなく息子が世話をしているみたいで、ある日のトイレタイム、Aくんが最後に一人だけトイレに残されてしまった。
そこで、息子は終わるまでトイレの出入り口で彼をずっと待っていたと言うものだった。

俺には、微笑ましいエピソードだった、しかしご飯粒を飛ばしてまで教えてくれるものか(笑)
みたいな感じだったけど、一緒に聞いていた妻は、

泣いた

のよ。

数十年間、俺に対する恨み怨みで悔し泣きしていた様子は何度も見てきたが(^_^;
嬉しくて泣いた様子は、この時しか覚えていない。
さばくれている彼女でも、母親なんだなぁとこの時の事を思い返しながら、忘れないようにしているのは、毎年この時期なのです。

f:id:kensuiohtaku:20180512070640j:plain

お母さんありがとう