先日の連休の最終日に、
お墓参りと父の見舞いに行ってきた。
父は今月初め体調を崩した。
肺炎。
95の高齢だし、
よからぬ事も頭をかすめたよね、
正直。
けれども、
父の生命力は衰えを知らず、
驚異の回復力を見せて一般の医療病棟から、
認知症専門の病棟へと無事(?)復帰を果たした。
転院した直後はリハビリをこなして元気だったらしい、
が、姉と見舞いに行った時はほとんど夢の中で、
時折眼を覚ますが、
また寝こける、
反射的に握った手を握り返してはくれるが、
俺が誰さえも分からなくなっていた。
ベッドに横たわる父の姿を見て、
そして触った。
この手でこの脚で、
俺を育ててくれたんだよな〜
入れ歯を外しての寝顔なんて、
本当にムンクの叫び😱そのままなんだよね。
しっかりと人の老いていく姿を受け止めたよ。
帰って来てそんな見舞いの様子を知り合いの看護師に話したら。
「その時が来ると匂いでわかるのよ」
と言われた。
その時が近づくと、
体臭とも違う独特な匂いを発するそうだ。
毎日見舞いに来ている家族でさえ気付かない匂いを、
彼女は感じるらしい。
とても興味深い話しだった。
何が起こっても不思議は無いだろうけど、
俺は父親にはこうなったら100まで生きて欲しいと願っている。