おおたくでぷるあっぷ

既婚でゲイのクソ野郎、男好きな人にだけ読んでほしい

エリオ〜!

何のこっちゃ!?

観てきたんです、この映画を

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http://cmbyn-movie.jp/sp/

この映画の存在は全く知らなくて、
いつも読んでるゲイパパさんのブログを読んで、
http://gay-papa.com/gay-diary/call-me-by-your-name/
観てみたいなぁと思ってたのよ、
そして色々と探してたら、
高田馬場早稲田松竹でやってるのを発見!

「こりゃ観るしかないでしょ!」

って事よ^_^

おっさん一人で行く気だったんだけれど、
こんな俺に付き合ってくれる殿方がいらして
"おっさんずラブ"さながら、一緒に映画館に行きました。

まずは入って驚いたのは映画館が綺麗になっていた事。
遠い昔・・・そうね~35年前か、
毎日この早稲田松竹の前を通って、たまに映画観てだけど、
当時沢山あった名画座そのもので、
雰囲気悪くはなかったけど、それなりの古さはあった。
しかし素敵にリニューアルされ座席もゆったりして快適な空間でしたよ。

映画の内容や感想は、ゲイパパさんのブログで俺が書きたい以上の事を全て書かれているので読んでもらうとして、
プラス俺が感じた事をちょっと。

この監督さんうまかった。

17歳の主人公エリオと24歳の学生オリヴァーが登場するんだけど、
エリオの表情は、映画冒頭からアップでスクリーンに出てくるんだけど、
オリヴァーの顔がわからないのよ、

「もしかして俺が老眼で見えてない!?」

なんて思ったけど、エリオとオリヴァーの互いに想いを寄せ合ってるのを確認し、チョメチョメを済ませた後から、オリヴァーの表情がスクリーンいっぱいに写し出されるシーンが増える、
そこで初めて俺は、彼がこんな顔してたんだと気付くのだけれど、
そこにオリヴァーとエリオの距離感の変化を監督が現したように感じた。
そしてエンドロールが流れ始めて、
エリオが暖炉の炎を見つめながらなんとも切ない涙を流し、そしてちょっと笑みさえも浮かべる表情をず〜とスクリーンに映す。
監督もそうだけどこのエリオ役の俳優さんもまぁ見事。

ラスト近く主人公のエリオの父親から語られる愛ある言葉が、ほんとうに胸に突き刺さるんです。
もしかしてこれは、原作者あるいは監督が自らが17歳の時に親から語って欲しかった言葉ではなかったかなぁと思ったりしました。

人を愛するのは難しいし、
愛してる人を見守るのも難しい。
自分の気持ちに正直になる事がすべて正しいかと言うのも難しい。
答えがないからややこしいけど、でも止められないのが人を愛する事なんだよなぁなんて思った映画でした。
ご縁があれば一見の価値ありですよ、特に既婚ゲイの皆さま^_^